ELEGANT GYPSY/AL Di MEOLA

ぼんた

2011年09月25日 01:42



77年発表のディメオラのソロアルバム、ELEGANT GYPSYです。




「えれがんと・じぷしー」ですよ!?




どんなジプシーですか?




それにしてもこのジャケットのディメオラ、濃いですねー。

気になってネットで調べてみたら、ディメオラは1954年7月22日生まれだそうで、なんとこの時22歳・・・!!


今の私より7歳年下です



アルバムタイトルとジャケットでだいぶ盛り上がりましたが、肝心の内容をご紹介します。

ディメオラはよくサンタナと比較されてるようですが、確かにテクニカルなサンタナ、という感じはします。

一応音楽のカテゴリとしてはジャズに分類されてて、天神のタワレコでも5階のジャズ・クラシックコーナーに行かないと置いてません。

でもこれを聴いてジャズを感じる人はいないでしょうね。歪んだギターの音といい、完全にロックです。

ライナーによると、ディメオラはこのアルバムが出た年の「ベスト・ジャズ・ギタリスト賞」を受賞したそうですが、筋金入りのジャズファンはこのアルバムをどういう風に聴いたんでしょうか。ロック畑の人間としては気になるところです。

それにしてもやはりこのテクニックはすごい。さっき22歳と知ってますますすごいと思いました。無駄に見た目がおっさんなわけでは無いのです

曲の展開もプログレッシブで、個々の曲は長いのが多いのですが、アルバム1枚(37分)あっという間に聴き終わってしまいます。

プレイの特徴としてはとにかくフルピッキングで、これがまた正確です。

このフルピッキング炸裂の5曲目のRACE WITH DEVIL ON SPANISH HIGHWAYは今聴くとジョン・ぺトルーシっぽい感じもしました。

鍵盤でヤン・ハマーが参加していますが・・・私この人の音はあまり好きでないのです

たぶんジェフ・ベックのWIREDで初めて音を聴いたんだと思いますが、その時はあまり思わなかったんですが、なんかこう不自然というか気になる音です。

この頃のジャズ・フュージョン系のアルバムにはいたるところに登場する人なので、出てくるたびに「うわ、また出た!!やだなあ・・・」と思ってしまいます。優秀なミュージシャンであることは間違いないんでしょうけど。まあ音なんてのは人それぞれ好みが違いますからね


ジャズ、ラテン、ロック、プログレとあらゆるジャンルのファンにアピールする名盤です






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